野菜のうまみがぎっしり シチリアのカポナータ caponata
6月も最終週に突入しましたね。
いつもこのレシピブログをお楽しみいただきまして、ありがとうございます。
管理人のin season中田綾子料理教室、中田です。
もう、言うてる間に夏休みですやんか~ 皆様夏休みはどこかへお出かけですか?
「ええなぁ、旅行に行けて...」
って、うらやましく思ったあなた!
食卓はいつでも、旅行に行けまっせ~☆
今はちょっと規模の大きいスーパーに行けばいろんな材料や調味料が買えますからね。
と、いうわけで今日はイタリアの最南端の島、シチリア島へ行きましょう。
作るのはカポナータというお料理です。 写真を見てラタトゥイユとどうちゃうねん、って思った方もおられるでしょうか。
ラタトゥイユはフランスの料理なんですけどね。 同じ地中海です。 地球儀を広げたら、近所ですやん。 日本でも、中国でも韓国でもおかゆ食べてます、っていうのと同じようなレベルです。 それぞれちょっとずつ違うけど、といったぐらいの差と思ってください。
ひと口にカポナータといってもイタリアの中でさえ、地域によって中に入るものが違うようです。 もともとは魚の料理だった、なんていう文献もあるようで、日本同様家庭によっても好みがあるんですね。 イタリアのレシピもたくさん見て、作って、私なりにこんなかんじかな、と現在好んでいるものを紹介したいと思います。
松の実やオリーブが入るので、盛夏の頃に傷んだお肌や髪へのケアとして作り置きして冷たいのを食べるのもおすすめですねん。 休日の朝ゆっくり食べるのもええよ~
ではLet's cooking! シチリア気分を味わいましょう♪
材料(写真の20cm×15cm程度のレクタングルの器程度1回分)
米なす やや大きめ 1個
黄色のパプリカ 1個
玉ねぎ 1/2個
セロリ 1/3本
グリーンオリーブ 12個(種をとっていないもの)
松の実 大さじ1
他に、レーズン、ケイパーなどを入れるのもありました。お好みで。
茄子はしっかりした果肉のものがいいと思います。 やわらかいと崩れすぎてしまうかも。
調味料
茄子を揚げる油 適量
水煮ホールトマト缶(つぶしたもの)3/4カップ
砂糖 小さじ1
バルサミコ酢 大さじ1
塩 適量
こしょう 適量
アバウトだけど、味をみるポイントはしっかりお伝えしますね
作り方
- 米なす、パプリカは2cm角にそれぞれ切ります。 玉ねぎとセロリは米なすよりやや小さ目に切ります。 米なすにしっかり塩をふり、脱水させます。(あく抜きさせます) 水が出てくるまで20~30分程度。
- 1の米なすの水気をふき取ります。 フライパンに1cm程度の油を入れ、茄子を色づくまで揚げます。 油から取り出したら、油を切っておきましょう。
- フライパンを再度温め、オリーブオイルを入れて、セロリ、パプリカ、玉ねぎの順に炒めていきます。軽く塩をします。仕上がりの目安はセロリと玉ねぎが透き通って柔らかくなるぐらい。
- 3で炒めた野菜の甘みが出たら、水煮のトマト、バルサミコ酢、砂糖、オリーブ、松の実を加え、茄子を戻しオレガノ、ナツメグを加えます。ここで塩をして、味を整えます。
- 汁気がなくなるまで煮詰めます。
この料理の美味しさは甘くなった野菜とトマトの持つ旨味が一体となることなので、少々煮崩れても気にせずに。
油が少なくてもコクがないし、塩を控えたら味のない、料理になってしまいます。 ちゃんと味見して塩味を確認できるまで入れることがポイントです。
うまいことできたら、夏の定番にできますからね。そばにワインと、パスタかフォカッチャでもあれば最高!
ぜひ、あなたの夏の楽しみの一つにしてくださいね。