餃子の皮で簡単に ベジタブルサモサ
こんにちは。 in season中田綾子料理教室です。 いつもブログを訪れていただいてありがとうございます。
そろそろ、働く大人も夏休みのシーズンではないでしょうか。
人が集まると、バーベキュー、焼肉、揚げ物などみんなでわいわいボリュームのあるもので楽しむことも多いですね。
というわけで、今日紹介するのがベジタブルサモサですねん。 サモサの本当の生地を作るのは難しいので、今日は餃子の皮で作ります。
サモサってなんですか? という方のためにいうと、鶏のひき肉が入ったものもあれば、今回紹介するようにじゃがいもや豆の入ったインドの揚げ餃子?雲呑? みたいなものですねん。 皮は香ばしく、開けると中からスパイスの香り、そしてほくほく。 ついつい手が伸びてしまうスナックです。 生地は結構しっかりしています。
中に入れる野菜に子供さんの嫌いなものをこっそり混ぜたり、工夫してもらうのもええかなと思いますが、さすがにね~ヒンドゥー教の人が多い国なので、日本の牛肉のカレーの残ったんで作るっていうのはあきませんわ。 牛は神様のお使いだそうなので、入れるなら鶏のひき肉でチキンサモサにしてくださいね。
そこはインドの家庭の味も尊重してあげて下さい。
さて、簡単にいうと、中の具をカレー味にして、蒸し煮にして粗熱をとって、餃子の皮に包んで揚げるように焼くという読んだだけでできそうな簡単なレシピです。
ぜひ、作ってみて下さいね。
それではLet's Cooking!
材料(餃子の皮大判 直径9cmタイプ 1袋22枚程度に合わせています)
- 餃子の皮 1袋
- じゃがいも (品種はなんでも) 約400g(大きめ2~3個)
- 冷凍グリーンピース(ゆでた枝豆などでもOK) カップ1/2
- カシューナッツ 大さじ2~3 (ローストしたもの、塩分ありのものでもOK)
- しょうが みじん切り 小さじ1
後はレーズン、松の実、オクラのゆでたものを刻んだものなどでもいいと思います。
調味料
- クミンシード 大さじ1
- カレー粉 大さじ1・1/2
- ガラムマサラ 小さじ1
- 塩 小さじ1/2強
- 水 1/4~1/2カップ
- 油 大さじ3
辛さが物足らなかったら、チリパウダーを少し加えるのもいいでしょう。 クミンシードっていうのは、カレーの香りの中心となるクミンの種そのままの状態なんですけど、使うととても美味しくなります。 ガラムマサラは複雑なスパイスの香りも楽しめます。 いずれもインド料理が好き! という方にはおすすめなので省かずに。
作り方
【中の具になる野菜の蒸し煮を作る】
- じゃがいもは、皮をむき1cm角より少し大きめに切り、一度水に漬けて粘り気を取り除いてから、水気を切っておきます。
- カシューナッツは約半分ぐらいの大きさになるように、砕きます。手で折ってもOK。
- 鍋に油を温めます。 ごく弱火の状態でクミンシードを炒めます。 少し香りが出たら、じゃがいもを入れ火を少し強くし、全体に油をからませるように炒めます。 そのまま、カレー粉を加えて、全体にまぶすように炒めていきます。 カレー粉の色が変わったら、グリーンピースを加え、塩、水カップ1/4カップを加えて弱火で蒸し煮します。 目安はじゃがいもが柔らかくなるまで。 途中こげそうなら、水を足してください。
- じゃがいもに火が通ったら、ガラムマサラ、カシューナッツ、しょうがを加えて、さらに5分蒸します。 味をみて、足りなければ塩で整えます。
- できあがったら、バットに広げて粗熱を取ります。 このとき、すこしじゃがいもをつぶすと包みやすくなります。 あんまりごろごろしてると、餃子の皮がやぶれてしまいますねん。
【包んでみましょう】
上の写真のように、
- 包んだ状態のものを置くためのクッキングシートを敷いたバットを左上に用意
- 具の粗熱を取っている状態のバットを右上に用意
- 手前に、水の入った容器、餃子の皮がのった、ラップかクッキングシートの場所
のようにセットしますねん。
- 手前の餃子の皮の中央を写真のように、少し押してくぼませます。
- 餃子と同じように、中央に中の具をのせ、周りに指で水を塗ります。
- まず、半分に折り、皮同士をくっつけていきます。 1/3のところまで来たら、ソフトクリームのコーンのような状態に持ち、上からそっと、押しながら具を中に詰めます。上から余っている皮をかぶせます。 しっかり、皮同士がくっつくようにします。 下の写真のように、フォークで押さえてもいいです。
【揚げてみましょう】
フライパンにサモサが半分浸かるぐらいの油を入れます。
火にかけて、170℃ぐらいになったら、皮をくっつけた方を下にして入れます。
(入れたら、皮からぶくぶくと小さな泡が出てくるぐらい)
入れたらしばらく触らないで、焦げないように火加減を調節しながら、色づくのを待ちます。 くっつけたところが固まったら、ころころとそっと動かしながら、全体に色づくように揚げます。
横着料理研究家の私のように少ない油で揚げるには、あまりいじらず、適度にフライパンを傾けて、油をかけてやるなりしてあげるとええんですけどね、危ないので気をつけて揚げて下さいね。
熱々が一番美味しいんですねん。 カレーの辛さ、風味はお好みで。 中の具もいろいろ楽しんで、「うちの味」にしてくださいね。
またお待ちしてまっせ~