今が旬です コーンクリームスープ
こんにちは in season中田綾子料理教室 中田です。
いつもブログを訪れていただいてありがとうございます。
この暑い時期に、レシピのネタにスープばかり選んでいるって私も空気読めないですね~。 しかもコーンスープといえば熱々を朝食に飲むテレビのCMを想像する方も多いかもしれません。そう、冬の朝に温まるスープ。
いやいや、ちょっと待って~!
とうもろこし、って今が旬ですやん。 冬に飲んでる場合ちゃいますねん。
缶詰なら年中ぱかっと開ければ、つぶつぶの状態で使えるしっていうのはわかりますが、せっかく今から北海道産のとうもろこしがやってくるんです。
作ってみましょうよ~ん♪
夏なので、冷たく冷やしてもおいしいですからね。
液体の分量がアバウトなのは、濃度は好みで調整してね、っていうことです。
夏はあんまりドロドロも重くて喉ごし悪いし、でも沈んじゃうようなのはおいしくないし、というのでぎりぎりこのぐらいかな? という分量です。
生クリームは、アレルギーでなければ、牛乳由来のものをおすすめします。
ではLet's Cooking! ※今回はミキサー又はブレンダーが必要です
シンプルにとうもろこしの味を生かしてハーブなし、牛乳減らしてっていうのを考える方がおられるかもしれませんが、フランスの味は水墨画のような味というより多色使いの絵画のようだといつも思います。 意識してなくても、どこかに何かが香っているとか、奥行きがあったりします。
むこうのママならやっぱりポタージュ(フランス語でスープ全般を指します)はクリーミーにっていう人もいるかもしれません。 彼らにとってスープは大切な食事の一つ。「食べないと大人になれないよ」と言われて大きくなるんだとか。和食的発想で引き算も悪くないですが、今回はよければちょっと旅行気分で何か好みのハーブでもいいので、少し使ってみて下さい。
材料 とうもろこし1本分(粒になると約1/2の重量になります)
- とうもろこし(写真は長野県産のもの 380g)1本
- 玉ねぎ 1/2個
- ローリエ1/3、パセリの茎 1~2本 他にタイムでも。乾燥よりも取り出しやすいフレッシュなものがいいです。
- 飾りでパセリのみじん切り少々 (イタリアンパセリです)
調味料
- バター15g
- 小麦粉 大さじ1と1/2
- チキンコンソメ 500~550ml
- 牛乳 100~150ml
- 生クリーム 100ml
- 塩、こしょう
作り方
- 玉ねぎは薄切りにしておきます。 チキンコンソメは固形のもの1個と1/3個をぬるま湯に溶かしておきます。 パセリをみじん切りにしておきます。
- トウモロコシは縦の列ごとに、端から切り目を入れ粒を芯からはずします。 この時、横において、少しずつ下に切り目を入れていくと簡単です。深く入れ過ぎると硬いので、様子を見ながら切ってね。
- 鍋を弱火にかけ、バターを溶かします。 玉ねぎを入れたら、全体に溶けたバターをなじませ、塩を軽くふり、しんなりとさせた状態でゆっくりと炒めます。この時あまり色づけない方がきれいに仕上がります。 ☆香ばしい玉ねぎがトウモロコシの味の邪魔をしてしまうため。 玉ねぎが透き通って柔らかくなったら、小麦粉を加え、全体に溶けるようになるまで混ぜます。 この時、こげそうなら火からはずしてもかまいません。 そこにチキンコンソメを注ぎ、火を少し強くして沸かします。 ☆玉ねぎの目安は指でつぶれる程度の柔らかさ。沸いたら少しアクを取り除き、パセリの茎、ローリエなどハーブを入れて20分程度甘みが出るまで弱火で煮ます。
- 2で粒の状態にした、とうもろこしを加えて5分程度煮ます。 ハーブを取り出します。 ☆香りのしっかりしているローリエやタイムは香り過ぎるのが嫌なら、早めに出しましょう。 火から外して、少し粗熱が取れるまで置きます。
- 4をブレンダー、又はミキサーにかけてなめらかな状態にします。 鍋にもどし、牛乳、生クリームを加え再び加熱し、塩、こしょうで味をととのえます。
トウモロコシを芯から外す時は、芯から2mm程度離れた切りやすいところを目安にしましょう。
優しく甘い味が、他になにもいらないと思うぐらい、幸せな気分にさせてくれるスープですわ~。 美味しいパンとぜひぜひ。
チキンコンソメは箱などに記載されているよりも少し薄めに使用すると材料の味も生きます。
最後まで読んでくださっておおきに。
それでは楽しい夏休みを! おいしかったらまた来てくださいね~。