そばにある幸せ~大阪の小さな台所から

in season中田綾子料理教室を開いています。 簡単な副菜が献立の役に立ちますように

ローストチキンの骨を使って 「鶏ガラスープ」

みなさまMerry Christmas!

今日が本当のクリスマス。 え? すでに終わっちゃった?

うちもそんなものなんですが、ローストチキン作った、買った、食べた!という方も多いのとちゃいますか。

で、その残骸、どないしはりました? 特に、オーブンで焼かれた方、捨てたらもったいないですわ~。 下はうちで昨日焼いたイタリアのローストチキンですねん。

ハーブたっぷりでにんにくがきいていて、イタリアのママの味、なかなかええですわ。 

いろどりに余計なものは置かないのがポイント。 これがええのよ。

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さて、残骸が1羽分発生しますね。 ご存知の方もおられると思いますが、通常スープを取るときに使うのは「ひね鶏」といって、食べるのには固くなった要するに年をとった鶏の骨です。 こちらの方がだしがよく出ます。

店で使うには不足ですが、家庭で使うには食べたあとのチキンのガラでもよろしいねん。 無添加スープ飲んでみてください。

ではスープの材料から。 今回は中華にしました。

■できあがり 約700ml程度

水 2L

薬味として 皮つきのしょうが、 長ネギの青いところ

香辛料 みかんの皮、 花椒(ホワジャオ) なければ山椒、こしょうでも代用可

鶏ガラ1羽分

☆洋風にするなら、薬味にセロリの葉、にんじん、玉ねぎのへた、タイム、ローリエなどのハーブで作ってみましょう。

 

■取り方

  1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、鶏のガラを一度ゆでます。 【理由】アクと脂を除くためです。焦げたハーブなども取れます。
  2. ねぎは手で少しひねってつぶします。ショウガは薄く切るか、包丁でたたいてつぶします。 みかんの皮はヘタを除きます。
  3. 1でゆでたガラを水で一度洗います。
  4. 鍋に分量の水、2の薬味、香辛料を入れ火にかけます。 一度沸騰したら、弱火にし、ことこと2時間程度煮詰めます。途中、アクと脂を取ります。
  5. リードペーパーのような丈夫なものをザルに重ね、静かにこします。 ☆この時、大きなガラは先に取り除くといいでしょう。

 

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薬味です

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水に全部入れたところですわ

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沸かすと白い泡の塊になって脂とアクが出てきますから、丁寧に除いたってくださいね。

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だいぶ煮詰まりました

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透明度はこのぐらい。 どうしても皮と身をつけているので多少脂が残って若干濁ります。簡単にレタス、ワンタンの皮を入れるもよし、具をたくさん入れて辛くするもよし、好きなように使ってくださいね。

ぼちぼち冷蔵庫の中も掃除せんとあきませんね。

おいしかったら、よろしゅうおあがり。 また来てくださいね。

 

 

 

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